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「楽天証券でNISAを始めたいけど、何から手をつければいいかわからない」——そんな方に向けて、実際に口座開設から積立設定まで経験した手順をそのまま解説します。
SEねぐです。楽天証券で旧NISAから5年間、一度も積立を止めずにプラス運用を継続しています。現在の評価額は約500万円。2026年現在、楽天証券の口座開設はスマホだけで最短翌営業日に完了します。始める手順自体は難しくありません。ただ、手順より先に「何のために・いくら・何に積み立てるか」を決めることが、長く続けるための一番大事な準備です。この記事では手順と合わせて、5年間運用してわかった「最初にやっておくべきこと」もお伝えします。

- NISAはいくらから始められるか
- 楽天証券でNISAを始める前に決めておく3つのこと
- 楽天証券をNISA口座に選ぶ理由——SBI証券との違い
- 口座開設から積立設定までの具体的な手順(2026年最新)
- 楽天カード+楽天キャッシュ積立で年9,000ポイント獲得する方法
- 初心者におすすめの商品——VTIを選んだ私が今から始めるなら何を選ぶか
NISAはいくらから始められるか
「まとまったお金がないと始められない」と思っている方が多いですが、楽天証券のNISAは月100円から積立できます。楽天カードクレジット決済の場合は月1,000円からです。
とはいえ、月100円・1,000円では資産形成のスピードが遅すぎます。大切なのは最低金額ではなく、「目標から逆算して必要な積立額を設定すること」です。月いくら積み立てれば何年後にいくら貯まるかを先に試算して、生活に無理のない範囲で最大限の積立額を設定することが、時間を有効に使う最短ルートです。
積立額の決め方とFIRE目標からの逆算については、こちらの記事で詳しく解説しています。
楽天証券でNISAを始める前に決めておく3つのこと
口座開設の手順に入る前に、まず決めておくべきことが3つあります。この3つを曖昧なまま始めると、私のように「とりあえず積み立てている期間」が数年続いてしまいます。
- ゴールを決める:「〇年後に〇〇万円」という具体的な目標を設定する。ゴールが決まると必要な積立額が逆算できる
- 毎月いくら積み立てるか決める:生活費・税金積立・貯金をすべて差し引いた余剰分で設定する。生活費を削ってまで投資額を増やす必要はない
- どの商品に積み立てるか決める:人のおすすめを参考にするのは良いが、10年以上積み立て続けられるかを自分で調べた上で決める
私はゴールを決めずに始めた結果、3年間「とりあえず少額を積み立てる」状態が続きました。その後FIREという目標を知り、「40歳前後で1億円」というゴールを設定して初めて、必要な積立額が見えてきました。ゴールから逆算して積立額を決めることが、同じ期間でも資産の増え方を大きく変えます。
なぜ楽天証券を選んだのか——SBI証券と迷った末の理由
「楽天証券とSBI証券、どちらで始めるべきか」はNISA口座選びで最もよく聞かれる疑問です。私が楽天証券を選んだ理由は、すでに楽天銀行・楽天カード・楽天市場を日常的に使っていたからです。楽天経済圏との連携で得られるメリットが、SBI証券のスペック的な優位性を上回ると判断しました。
| 項目 | 楽天証券 | SBI証券 |
|---|---|---|
| クレカ積立ポイント還元率 | 0.5〜1%(楽天カード) | 0.5〜5%(三井住友カード) |
| つみたて投資枠 銘柄数 | 約280本 | 約280本 |
| アプリの使いやすさ | iSPEED(直感的) | SBI証券アプリ |
| 銀行連携金利 | 楽天銀行 年0.1% | 住信SBIネット銀行 |
| 楽天経済圏との相性 | 抜群 | なし |
| NISA口座開設数 | 業界No.1(2025年12月末) | 業界第2位 |
メリット・デメリットの詳細と、SBI証券への乗り換えを検討して残留した理由はこちらの記事でまとめています。
楽天証券の口座開設手順——2026年最新・スマホで最短翌営業日完了
2026年現在、楽天証券の口座開設はスマホだけで完結し、スマホで本人確認を選べば最短翌営業日に開設完了します。私が開設した2021年当時は申請から5日かかりましたが、現在は大幅に短縮されています。
楽天証券公式サイトの「口座開設(無料)」ボタンから申込みを開始する。楽天会員IDを持っている場合はログインして進めると氏名・住所などの入力が省略できる。NISA口座も同時に申し込む場合は「NISA口座も申し込む」にチェックを入れる。後から追加申込みもできるが、同時申込みの方がスムーズ。
本人確認は「スマホで本人確認」と「書類アップロード」の2種類から選べる。スマホで本人確認を選ぶと最短翌営業日で口座開設が完了するため急いでいる方におすすめ。運転免許証またはマイナンバーカードを表面・裏面・厚みの順に撮影し、次に自分の顔を正面から撮影する。照明が暗すぎたり反射で文字が読めなかったりするとエラーになるため、明るい場所で撮影すること。マイナンバーカードがない場合は運転免許証+マイナンバー通知カードの組み合わせでも申込みできる。
本人確認が完了すると最短翌営業日に初期設定の案内メールが届く。ログインIDとパスワードの設定・口座の各種設定を行う。初期設定完了後、NISA口座は「仮開設」の状態になり、この時点からNISAでの取引が可能になる。その後、税務署の審査が行われ通常1〜2週間程度で本開設が完了する。税務署の審査期間中もNISA口座での積立設定・取引は通常通り進められる。なお、特定口座での取引も審査完了を待たず開始できる。
楽天銀行口座を持っている場合は必ずマネーブリッジを設定する。楽天銀行の普通預金金利が年0.1%になり、証券口座への入出金も自動化される。設定は楽天証券のマイページから数分で完了する。生活防衛費(生活費の3〜6か月分)をここに置いておくと、現金として確保しながら金利も得られる。楽天銀行口座を持っていない場合は、楽天証券と同時開設するのがおすすめ。
楽天カードで月10万円・楽天キャッシュで月5万円の計月15万円まで積立設定ができる。積立設定画面から「楽天カードクレジット決済」と「楽天キャッシュ決済」を設定し、積立額・商品・引落日を指定する。楽天キャッシュは事前に楽天カードからチャージしておく必要がある点に注意。残高が不足していると積立が実行されないため、毎月の積立日前にチャージを確認する習慣をつけておくと安心。

楽天カード+楽天キャッシュ積立で年9,000ポイント獲得する方法
楽天証券でNISAを積み立てる際は、楽天カードと楽天キャッシュを組み合わせることでポイントを最大化できます。仕組みと私の実績はこうなっています。
楽天キャッシュは楽天の電子マネーで、楽天カードからチャージする際に0.5%のポイントが貯まります。さらに楽天キャッシュで積立設定すると積立時にも0.5%のポイントが付与されるため、楽天キャッシュ積立は合計1%の実質還元率になります。
| 積立方法 | 月積立額上限 | 還元率 | 月間ポイント | 年間ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 楽天カード(一般)直接積立 | 10万円 | 0.5% | 500ポイント | 6,000ポイント |
| 楽天キャッシュ積立(チャージ0.5%+積立0.5%) | 5万円 | 実質1.0% | 500ポイント(※) | 6,000ポイント(※) |
| 合計 | 月15万円 | — | 約750ポイント | 約9,000ポイント |
※楽天キャッシュのチャージ時ポイント(0.5%)と積立時ポイント(0.5%)を合算した概算。ポイント還元率は楽天カードの種類・投資信託の代行手数料によって変動する場合があります。最新の還元率は楽天証券公式サイトでご確認ください。
私の場合、楽天カード(一般)で月10万円・楽天キャッシュで月5万円を積み立てており、毎月約750ポイント・年間約9,000ポイントが自動的に貯まっています。貯まったポイントは楽天市場での買い物や楽天ペイに充てており、実質的に生活費の一部が浮く形になっています。楽天ゴールドカードなら還元率0.75%・楽天プレミアムカードなら1%に上がるため、カードのランクを上げるとポイントはさらに増えます。
以下に4月分として実際に獲得したポイントを載せておきます。


最初の商品選び——VTIを選んだ私が今から始めるならこれを選ぶ
口座開設が完了したら、次は積立商品を選びます。私が最初に設定した商品は楽天VTI(楽天・全米株式インデックス・ファンド)でした。当時参考にしたブログのおすすめをそのまま設定した選択です。結果として大きく損はしていませんが、今から始める方には別の商品を勧めます。
今から始めるなら、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)かeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の1本から始めるのが最もシンプルで安心できる選択です。
| 商品名 | 投資対象 | 信託報酬(年率・税込) | こんな人に向いている |
|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim S&P500 | 米国大型株500社 | 0.07568〜0.08140%(純資産総額に応じて変動) | 米国経済の成長に集中して乗りたい人 |
| eMAXIS Slim オルカン | 全世界47か国・約3,000銘柄 | 業界最低水準(公式サイト参照) | 全世界に分散してリスクを下げたい人 |
※信託報酬は純資産総額に応じて変動します。最新の数値は三菱UFJアセットマネジメント公式サイト(emaxis.am.mufg.jp)でご確認ください。
eMAXIS Slim S&P500は2025年1月に信託報酬が引き下げられ、現在は業界最低水準の0.07568〜0.08140%(税込・年率)で運用されています。純資産総額は国内公募の追加型株式投資信託の中で最大規模となっており、安定した運用実績が続いています。オルカンは全世界47か国・約3,000銘柄に分散投資できますが、構成比率の約62%は米国株のため、米国経済の影響を強く受ける点は理解しておくことが必要です。
どちらを選んでも信託報酬は業界最低水準で、楽天証券のつみたて投資枠対象商品です。「どちらか迷う」という場合は、S&P500を1本選んで積み立て続けるのが最もシンプルな判断です。
- 投資対象をコロコロ変えない:商品を頻繁に変えると口座の管理が複雑になり、後から損益の把握が難しくなる。最初に選んだ商品は長期で持ち続けることを前提に選ぶ
- 人のおすすめをそのまま使わない:参考にするのは良いが、その商品を10年以上積み立て続けられるかを自分で調べること
- 積立額は「余裕資金」から設定する:生活費を削ってまで投資額を増やす必要はない。相場が下落した時に「やめようか」という気持ちになるのは、生活に影響が出る金額を投資しているケースが多い
※投資にはリスクがあります。過去の実績は将来の運用成果を保証するものではありません。元本割れの可能性があります。
積立設定の最適化については、こちらの記事で詳しくまとめています。
積立を長く続けるための2つのポイント
① 自動積立を設定して「止める」を意識的な行動にする
楽天カード・楽天キャッシュの積立設定を一度済ませると、毎月自動で積立が実行されます。「続けよう」と意識しなくても積立が続く仕組みです。相場が下落した時も、積極的に「止める」という行動をしない限り積立は継続します。5年間一度も止めずに続けられているのは、この仕組みのおかげです。
② 評価額を毎日確認しない
毎日アプリで評価額を確認していると、短期の値動きに一喜一憂します。長期積立において短期の値動きは誤差の範囲です。私は毎月の積立が完了した後に一度だけ確認する習慣にしており、5年間感情的な判断で積立を止めたことがありません。
- 楽天証券のNISAは月100円から始められる。ただし目標から逆算した積立額を設定することが重要
- 2026年現在、口座開設はスマホだけで最短翌営業日に完了。NISA口座は仮開設後すぐに取引を開始でき、税務署審査(1〜2週間)で本開設が完了する
- 楽天カード(月10万円・還元率0.5%)+楽天キャッシュ(月5万円・実質還元率1%)の組み合わせで月約750ポイント・年約9,000ポイントが貯まる
- 今から始める初心者にはeMAXIS Slim S&P500かeMAXIS Slim オルカンの1本がシンプルでおすすめ。信託報酬は業界最低水準
- 自動積立の設定と月1回の確認頻度で「感情に左右されない仕組み」を作ることが長期継続のカギ
まず口座を開設して積立を始めることが最初の一歩です。手順よりゴールを先に決める。これだけ意識すれば、あとは仕組みが資産を積み上げてくれます。
5年間の運用実績と現在の積立設定の詳細はこちらの記事で公開しています。
※投資にはリスクがあります。元本割れの可能性があり、過去の運用実績は将来の成果を保証するものではありません。本記事は特定の金融商品・証券会社の購入を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。



