「新NISAを始めたいけど、何をどれだけ買えばいいかわからない」——そう感じていませんか?
私もNISAを始めた当初は同じ悩みを抱えていました。SEねぐです。SE歴8年・個人事業主3年で、現在はFANG+・USテック・S&P500・メガ10の4商品を月15万円積立中です。この記事では、エンジニアらしく「なぜその商品を・なぜその比率で・なぜその金額で」を論理的に整理した設定の考え方を解説します。

- 新NISAの2つの枠(つみたて・成長)の使い方
- 私が選んでいる4商品とその役割
- 積立比率・金額の決め方と私の設定を公開
- 設定後にやること・やらないこと
※本記事は投資の勧誘を目的としたものではありません。投資にはリスクが伴い、元本割れの可能性があります。投資は必ずご自身の判断と責任で行ってください。
新NISAの2つの枠をおさらい
新NISAには2種類の投資枠があります。まずここを整理しておかないと、商品選びで迷います。
| 項目 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
|---|---|---|
| 年間投資上限 | 120万円 | 240万円 |
| 対象商品 | 金融庁が認めた投資信託・ETF | 株式・投資信託・ETFなど幅広く |
| 向いている使い方 | 長期の積立投資 | 個別株・高リターン商品 |
| FANG+は買える? | ○(対象商品に含まれる) | ○ |
| S&P500は買える? | ○ | ○ |
両枠合計で年間360万円・生涯1,800万円が非課税で運用できます。フル活用できるのが理想ですが、まず「使いきれる金額から始める」が正解です。私はつみたて・成長の両枠を使いながら、毎月の余剰資金を最大限NISAに回すことだけを意識しています。
私が選んでいる4商品とその理由
現在積立している4商品は、それぞれ役割を持たせて組み合わせています。「なんとなく良さそう」で選ぶのではなく、ポートフォリオ全体でリスクとリターンのバランスを取ることを意識しました。
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① FANG+(月7万円):コア・高リターン狙い
Meta・Apple・Amazon・Netflix・Googleなど10銘柄集中。SEとして毎日触れるサービスばかりで、今後数十年の成長を確信しています。少数精鋭だからこそ利回りが高い。ポートフォリオの中核に据えています。 -
② 一歩先いくUSテック・トップ20(月3万円):サテライト・次世代テック
FANG+の10銘柄に入っていない次世代テック企業にも分散できる商品です。FANG+だけでは取りこぼす成長株をカバーする役割として追加しました。 -
③ eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)(月3万円):安定基盤
最初に積立を始めた商品。米国大型株500社に分散されており、ポートフォリオの安定剤として機能しています。信託報酬も低く、長期保有に最も適した商品のひとつです。 -
④ メガ10(月2万円):アクセル・超大型テック集中
AppleやMicrosoftなど時価総額上位の超大型テック企業に絞った商品。FANG+と重なる部分はありますが、より安定した大型銘柄に集中することで下落耐性も持たせています。
以前はオルカンや先進国株式も持っていましたが、「分散しすぎると管理が煩雑になる」と感じてテック系に絞りました。エンジニアとして業界の成長を肌で感じられる領域に集中することが、自分にとって一番納得感を持って続けられる設定です。
積立比率の決め方・私の設定を公開
比率を決めた基準はシンプルです。「リスクを取れる商品ほど多く、安定商品は少なめ」——これだけです。
- FANG+:月7万円(約47%)
- USテック・トップ20:月3万円(約20%)
- S&P500:月3万円(約20%)
- メガ10:月2万円(約13%)
FANG+を約半分にしているのは、30代前半という年齢的に「下がっても10年単位で取り返せる」という判断からです。S&P500は安定基盤として残しつつ、テック系で上振れを狙う構成にしています。


積立金額の決め方|フリーランスの場合
フリーランスは収入が変動するため、「毎月いくら積立に回すか」の設定が会社員より難しいです。私が2025年に月15万円まで増額できたのは、毎月の収入が数十万円増えたことに加え、「元本を早めに入れるほど数年後の結果に大きく差が出る」という複利の効果に気づいたからです。FIREを目指す気持ちも芽生え、入金力を最大化する方向にシフトしました。
フリーランスは収入が止まるリスクがあります。まず生活費の6ヶ月分を現金で確保することが最優先。ここを飛ばして投資に回すのは危険です。
フリーランスは所得税・住民税・国民健康保険を自分で払います。次年度の支払いに備えて、収入が入ったら先に税金分(目安:収入の25〜30%)を別口座に確保しておく習慣が必須です。これを怠ると投資どころではなくなります。
生活費・税金積立を除いた余剰資金のうち、「収入が少ない月でも払い続けられる金額」がNISAの積立上限です。最初は少額でOK。収入が増えたタイミングで増額するのが正解です。
設定後にやること・やらないこと
積立設定が完了したら、あとは「何をやるか」より「何をやらないか」の方が重要です。
- 月1回の残高確認:評価額の推移を把握する程度でOK
- 年1回のリバランス検討:比率が大きくズレていないか確認する
- 収入増加時の増額検討:余剰資金が増えたら積立額を見直す
- 毎日チェックして一喜一憂する:感情的な判断につながる。私もトランプショック時に毎日チェックして不安を増幅させた反省があります
- 相場が下がった時に売却する:積立投資の最大の敵。下落時は「安く買えている」と考えるのが正解
- 頻繁に商品を変える:短期の成績で判断せず、5〜10年単位で見る
「設定したら基本放置」——これがエンジニア的に最も合理的な積立投資の運用方法です。システムを組んだら余計なことをせず動かし続けるのと同じ発想です。
まとめ:考えすぎず始めることが最優先
- 新NISAはつみたて枠(年120万)+成長枠(年240万)で合計年360万円まで非課税
- 商品はFANG+・USテック・S&P500・メガ10の4本。役割を決めて組み合わせる
- 比率は「リスク許容度×年齢」で決める。30代前半なら高リターン商品を多めにしてもOK
- フリーランスは生活防衛費・税金積立を確保してから「毎月必ず払える金額」を設定する
- 設定後は月1確認・年1リバランス検討だけ。毎日チェックと下落時売却は厳禁
完璧な設定を探しているうちに時間だけが過ぎます。少額でも始めて、続けることが一番の最適化です。
次の記事では、フリーランスエンジニアが知っておくべき税金の仕組みとNISAを組み合わせた手取り最大化を解説しています。
