「会社員SEとフリーランスSE、どっちがいいの?」——この問いに正直に答えられる人は、両方を経験した人だけです。
SEねぐです。会社員SE歴5年・フリーランスSE3年。両方を経験した立場から、「会社員時代の自分に読ませたい記事」を書きます。どちらが優れているかではなく、それぞれの現実を正直に伝えることが目的です。

- 収入・自由度・成長・仲間・孤独・安定の6つの視点での比較
- フリーランスになって「会社員の方がよかった」と感じた瞬間
- 3年間の満足度と残っている課題
- どんな人がフリーランス向きか
収入:フリーランスが圧倒的に有利
会社員時代、年功序列の壁に何度もぶつかりました。若い年齢での大幅な給与アップは見込めず、「スキルが上がっても収入が上がらない」という状況が続いていました。独立の最大の動機はここにあります。
結果は明確です。独立直後から会社員時代の1.5倍、現在は2倍の収入になっています。フリーランスは成果とスキルが単価に直結するため、努力が収入に反映されやすい。これはフリーランスの最大のメリットです。
ただし注意が必要なのは、額面が増えても税金・保険料を自分で払うため、手取りベースでは思ったより少なく感じることです。独立1年目に国民健康保険料が会社員時代の約2倍になったことには正直驚きました。収入が上がっても支出の設計を間違えると、手元に残るお金は少なくなります。
自由度:フリーランスが上。ただし自己管理が必要
独立前は「フリーランスは厳しい世界」というイメージを持っていました。実際は逆でした。会社員時代の方が高度な要求が多く、忙しかった。フリーランスになってから自由な時間が増え、仕事の進め方も自分でコントロールできるようになりました。
ただし自由は「自己管理の責任」と引き換えです。誰も管理してくれない分、サボれば収入に直結します。業務が落ち着いている時期に「成長できていない」という焦りを感じることがあります。フリーランスの自由は、自分を律できる人にとっては武器になり、そうでない人には罠になります。
成長:会社員の方が環境は整っていた
今の満足度が7点止まりの最大の理由がここです。技術力の向上が会社員時代より鈍化している実感があります。
会社員時代は、4〜8歳上の先輩が身近にいました。「ああなりたい」という目標が目の前にある環境は、成長を加速させます。仕事の進め方・技術的な判断・クライアントとの関わり方——すべてを近くで見て吸収できる環境は、会社員ならではのものだったと今は思います。
フリーランスになると、ロールモデルが身近にいなくなります。自分で目標を設定して、自分で学び続けなければならない。この課題に向き合うために、私は半年に1回の資格取得・副業でのホームページ制作・プログラミング学習を続けています。それでも会社員時代のような刺激は得にくいと感じることがあります。
仲間:会社員には代えがたい「一緒に喜べる」関係がある
これは独立してから気づいた、会社員時代の大切な価値です。
会社ではチームで売り上げ目標を共有し、達成したときに一緒に喜べました。飲み会で苦労話や笑い話を共有できる仲間がいることは、仕事のモチベーションを支える大切な要素だったと思います。フリーランスでは、成果を出しても基本的に一人で喜ぶことになります。
「孤独が辛い」というより、「一緒に達成感を分かち合える仲間がいないのは少し寂しい」という感覚です。フリーランスを選ぶなら、この感覚と折り合いをつけられるかどうかを事前に考えておくことをおすすめします。
安定:フリーランスは不安定だが、スキル次第で安定する
「フリーランスは収入が不安定」はある程度正しいですが、3年目になると実感が変わってきました。顧客から継続して発注してもらえるようになり、単価も毎年上がっています。スキルと実績が積み上がれば、フリーランスの安定性は会社員と遜色なくなります。
ただし、最初の1〜2年は本当に不安定です。案件が途切れるリスク・税金の支払いが重なるタイミング・体調を崩したときの収入ゼロのリスク——これらと向き合える準備が必要です。生活費6ヶ月分の貯金と、複数のエージェントへの登録が最低限の安全網です。
結論:どんな人がフリーランス向きか
3年間を振り返って整理すると、フリーランス向きな人の特徴は以下のとおりです。
- 収入を成果に連動させたい人(年功序列に不満がある)
- 自己管理ができる・孤独に耐えられる人
- 目標を自分で設定して動ける人
- スキルに自信があり、市場価値を武器にできる人
- 税金・保険・確定申告を自分で管理できる(学ぶ意欲がある)人
「会社員かフリーランスか」は、どちらが正解かではありません。大切なのは「自分がどう生きたいか」という問いに向き合うことです。私は収入・自由・家族のために独立を選び、後悔はしていません。それでも会社員時代に得られたものを今でも大切に思っています。
まず1歩を踏み出したい方は、エージェントへの無料相談から始めてみてください。
以下より関連記事も確認できます。

