「フリーランスになったけど、単価をどうやって上げればいいかわからない」——そう感じていませんか?
SEねぐです。20代後半で個人事業主として独立し、現在30代前半。独立した最初の案件から会社員時代の約1.5倍の単価でスタートし、現在は約2倍まで到達しました。特別なコネがあったわけではありません。やったことはシンプルで、「スキルを証明し続けること」と「成果を言語化して伝えること」の2点だけです。この記事では、単価アップのために実際にやった3つのことを具体的に解説します。

- 独立後に単価が1.5倍→2倍になった実体験
- 資格取得が単価交渉の「根拠」になる理由
- 上流工程の経験がなぜ単価に直結するか
- 単価交渉の進め方と伝え方
①半年に1回の資格取得を継続した
個人事業主になってから、半年に1回のペースで資格を取得し続けています。これは単純なスキルアップ目的だけでなく、「交渉の根拠を作るため」という意味が大きいです。
- Oracle Master Silver DBA 2019
- Oracle Master Gold DBA 2019
- Python 3 認定基礎試験
- AWS CLF(クラウドプラクティショナー)
- AWS SAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト)
- AWS SOA(SysOpsアドミニストレーター)
資格取得のメリットは「スキルを第三者が認定した証明書を持てること」です。口頭で「AWSが得意です」と言うよりも、「AWS SAA取得済みです」と言う方がクライアントの信頼を得やすい。これは業務用Webシステム経験が約7割という私の強みを、数字と資格で裏付ける手段として機能しています。
- 業務で使っている技術の上位資格を狙う(実務と学習が連動する)
- 試験日を先に申し込んでしまう(期限が集中力を生む)
- 平日の移動時間・朝30分を学習時間に固定する
②上流工程の経験を積極的に取りに行った
エンジニアの単価は、担当するポジションによって大きく変わります。プログラマーよりもSE、SEよりもPL・PMOの方が市場単価は高い。この事実を理解してから、「言われた仕事だけやる」から「上の工程に関わりにいく」姿勢に変えました。
実装だけでなく、要件定義・基本設計にも積極的に関わるようにしました。「この仕様だと後々問題が出ます」と上流に意見を言えるようになったことで、SEとしての評価が上がりました。
チームの進捗管理・課題解決のリードを担うようになりました。メンバーへのタスク割り振り・顧客との調整を経験することで、「任せられるエンジニア」としての信頼が積み上がりました。
プロジェクト全体の管理・品質保証まで担当するようになりました。テスターとしての経験も活きて、上流から下流まで一通り見られるエンジニアとして評価されるようになりました。
上流工程の経験は、単価交渉の場で「私はここまでできます」と伝えられる最強の実績になります。最初から全部できなくてOKです。1つ上の工程に少しずつ関わっていくことが大切です。
③実績を言語化して単価交渉に臨んだ
単価アップは自分から動かなければ実現しません。私はすべて自分から交渉しました。
交渉前にやったのは、実績をテキストベースでA4一枚にまとめることです。内容は定性・定量の両面から整理しました。
- 定量的な実績:担当したシステムの改善率・バグ削減数・対応した機能数
- 定性的な実績:エンドユーザーからの評価の声・チーム内での役割
- 新たに取得したスキル・資格:直近半年で取得したAWS資格など
- 市場相場との比較:同スキル・同経験年数の市場単価(フリーランス相場サイトを参照)
資料を作った後は、口頭で丁寧に説明しました。「こういう成果を出しました。市場相場はこのくらいです。ついては単価の見直しをお願いしたいです」という流れです。
- タイミング:資格取得直後・プロジェクト成果が出た時・契約更新の時期が最適
- 感情論にしない:「生活が苦しい」ではなく「実績と市場相場」を根拠にする
- 断られた場合:無理に押し込まず、別案件・別クライアントを探す判断も必要。単価を上げてくれない環境に居続けることがリスクになる
毎年単価が上がり続けているのは、毎年交渉しているからです。単価は「上げてもらうもの」ではなく「自分で動いて上げるもの」——この意識の違いが数年後の大きな差になります。
単価アップと投資の関係
単価が上がると、手取りが増えます。増えた手取りをNISAに回すことで、投資の複利効果がさらに加速します。私が2025年から積立額を月15万円に引き上げられたのは、本業の単価アップ+副業収入の両輪があったからです。
単価アップは「今すぐ豊かになる手段」でもありますが、「FIREへの到達時間を縮める手段」としての意味がより大きいと感じています。入金力が高いほど、複利が早く効き始めます。
まとめ:単価アップは「スキル×見せ方×タイミング」
- 独立直後から単価1.5倍→現在2倍。毎年自分から交渉して実現した
- 資格取得(半年に1回)が単価交渉の根拠になる。スキルを「証明できる形」にする
- PG→SE→PL→PMOと上流工程を広げることで市場単価が上がる
- 交渉は定性・定量の両面から実績をまとめて口頭で説明する
- 単価アップ→入金力UP→NISA積立額UP→FIREへの加速という連鎖を作る
単価は黙っていても上がりません。スキルを磨き、実績を言語化し、自分から動く——この3つを続けることが、エンジニアとして収入を増やし続ける唯一の方法です。