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「毎月いくら積み立てればいいのか——フリーランスになりたての頃、この答えがなかなか出せませんでした。」
SEねぐです。フリーランスSE3年目。会社員時代から継続して積立投資を続けており、現在は月15万円をNISAに積み立てています。フリーランスは毎月の収入が変動するため、「いくら積み立てるか」という判断が会社員より難しく感じることがあります。結論として、積立額は「収入から税金・生活費・貯金を先に確保して、残りを投資に回す」というシンプルな順番で決まります。私が実際に月15万円という数字にたどり着いた過程を、具体的な数字とともに解説します。投資にはリスクがあります。本記事は特定の金融商品を推奨するものではなく、個人の体験談です。

- フリーランスがNISA積立額を決める時に考えるべき順番
- 収入が月ごとにブレる場合の積立額の設定方法
- SEねぐが実際に月15万円に決めた根拠と計算の考え方
- 急な出費が発生した月の対処法
フリーランスがNISA積立額で詰まる理由
会社員であれば毎月の手取りがほぼ固定されているため、「手取りの何%を積み立てる」という単純な計算で積立額を決められます。フリーランスはそうはいきません。案件の稼働時間・単価・経費の状況によって毎月の手取りが変動し、さらに所得税・住民税・国民健康保険料・国民年金といった税金や社会保険料を自分で管理する必要があります。
「今月の収入から何円積み立てられるか」がすぐに計算できないため、積立額の設定が後回しになりがちです。また、税金の支払い時期が重なる月に積立額を確保できるか不安になり、「とりあえず少額に抑えておこう」と必要以上に控えめな設定にしてしまうケースも多いです。
生活防衛費の確保と積立のバランスについては別の記事でも解説しています。
フリーランスエンジニアの生活防衛費はいくら必要?3年間の経験から出した答え
積立額を決める前に確認すべき3つの数字
積立額を決める前に、まず以下の3つの数字を月単位で把握することが必要です。この3つを明確にしないまま積立額を設定すると、税金の支払い月に資金が不足したり、生活費を削る羽目になります。
所得税・住民税・国民健康保険料の概算を年間で計算し、12で割った金額を毎月積み立てる。目安は収入の25〜30%。前年の確定申告の数字をもとに計算すると精度が上がる。
住宅ローン・家賃・光熱費・食費・通信費など固定費を洗い出す。交際費・被服費など変動費も月平均で把握しておく。
生活防衛費(生活費6ヶ月分)が未達であれば、そこへの積み増し分を先に確保する。達成済みであれば、急な出費に備えた月次の予備費として残す。
この3つの合計を収入から引いた残りが、投資に回せる上限です。この順番を守ることで、積立額を無理なく続けられる金額に設定できます。
SEねぐが月15万円に決めた根拠
私が月15万円という積立額にたどり着いたのは、感覚ではなく実際の家計の数字を全て書き出した結果です。毎月の収入から、税金積立・生活費・交際費・貯金をすべて先に確保し、余った分を投資に回すという計算をしました。
具体的には、収入から税金積立(収入の約25%)、住宅ローンを含む生活費、交際費・予備費を差し引いた上で、残った金額の中から積立額を設定しています。結果として月15万円前後が無理なく続けられる水準でした。「15万円」という数字が先にあったわけではなく、引き算の結果として残った金額がそうなったというのが正確なところです。
フリーランス1年目から積立を止めた時期はありませんでした。生活防衛費の確保と日々の貯金もできていたため、積立を止める必要がなかったからです。これは最初から「税金と生活費と貯金を先に確保し、残りを投資に回す」という順番を崩さなかったことが大きいと感じています。積立額を先に決めて残りで生活しようとすると、税金の支払い月や急な出費で無理が出ます。順番が逆なのです。
急な出費が発生した月はどうするか——私のルール
フリーランスをしていると、収入が下がる月よりも急な出費が増える月の方がリスクになることがあります。私自身、収入が大きく下がった月はこれまでありませんが、交際費や予備外の出費が増えた月は複数回経験しています。
そのような月の私のルールはシンプルです。急な出費は貯金から出す。NISAの積立設定は変えない。積立を止めたり減額したりする手間と、再設定の手間を考えると、貯金を一時的に使う方が合理的です。また、積立を止めることで「止める判断をする月」が生まれると、その後も止め続けるリスクが上がります。設定を変えないことが長期投資を続ける上での重要なルールだと考えています。
もちろん収入が大幅に下がる状況が続く場合はこの限りではありません。生活防衛費を削ってまで積立を続ける必要はなく、その場合は積立額を一時的に下げる判断も正しい選択です。
30代フリーランスエンジニアのお金の使い方と資産管理の考え方
積立額を決める時によくある間違い
フリーランスがNISAの積立額を決める際によく見られる間違いを整理します。
- 税金積立を考慮せずに積立額を設定する:確定申告や予定納税の時期に資金不足になる
- 「毎月いくら積み立てるか」を先に決める:引き算の順番が逆になり、生活費を圧迫する
- 収入が少し下がっただけで積立を止める:止める習慣がつくと長期投資の効果が落ちる
NISAは長期・積立・分散が前提の制度です。毎月の積立額の多少より、何年続けられるかの方が最終的なリターンに大きく影響します。無理のない金額で長く続けることが、最も確実な資産形成の方法です。
【実績公開】エンジニアが旧NISAから5年間運用した結果をすべて見せます
- 積立額は「収入 − 税金積立 − 生活費 − 貯金 = 投資額」の引き算で決める
- 積立額を先に決めて残りで生活しようとする順番は逆
- 急な出費は貯金から出し、積立設定は変えないルールを守る
- 大切なのは金額の多さより「何年続けられるか」
- まず自分の家計の3つの数字(税金積立・生活費・貯金)を書き出すことから始める
積立額に迷っている方は、まず今月の収入から税金・生活費・貯金を引いた金額を計算してみてください。その数字が、あなたにとっての「無理のない積立額」の出発点になります。
※投資にはリスクがあります。元本割れの可能性があり、過去の運用実績は将来の成果を保証するものではありません。投資は自己責任でお願いします。