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エンジニアだからわかるハイテク株の将来性|現場感覚と投資判断の話

2026年7月13日

ハイテク株、特にAI・半導体関連の銘柄は値動きが大きく、「今後も伸びるのか」「もう過熱しているのではないか」という声をよく耳にします。専門のアナリストではありませんが、現役のエンジニアとして開発現場に身を置いている立場から、現場感覚と投資判断について正直にお話しします。

SEねぐです。フリーランスSE3年目。開発現場で感じているAI・クラウドの浸透度と、自分がFANG+・USテック系のインデックスに投資を続けている理由をまとめます。これは将来の株価を予測するものではなく、あくまでエンジニアとしての一意見です。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。

この記事でわかること
  • ハイテク株を支える主要な技術トレンド(AI・クラウド)の市場規模
  • 開発現場でエンジニアが実感しているAI・クラウドの浸透度
  • 技術トレンドと株価が必ずしも一致しない理由
  • エンジニアである自分がFANG+・USテック系に投資し続けている理由
  • 技術トレンドを追いながら投資する上で気をつけていること

ハイテク株を支える主要な技術トレンド

まず客観的なデータとして、現在のハイテク株の成長を支えている2つの技術トレンドの市場規模を確認します。

市場規模の目安(各種調査機関の予測)
  • 生成AI市場:2025年時点で約1,036億ドル規模、2026年には約1,610億ドルに拡大する見込みで、複数の調査機関がCAGR30〜40%程度の成長率を予測している
  • クラウドコンピューティング市場:2025年時点で約8,000億〜8,300億ドル規模、2026年には9,000億〜1兆円規模へ拡大する見込みで、CAGRはおおむね15〜20%程度と予測されている

調査機関によって数値には幅がありますが、いずれの予測でも生成AI・クラウドともに今後数年間は年率二桁台の成長が続くという見立てが共通しています。特にクラウド市場では、生成AIのワークロード(学習・推論)を支えるインフラとしての需要が、成長をさらに押し上げる要因になっているとされています。

開発現場でエンジニアが実感していること

市場調査のデータはあくまで客観的な数字ですが、実際に開発現場で働いていると、こうした数字以上の実感があります。

現在参画している現場では、体感でエンジニアの9割以上がAIツールを日常業務に活用しています。コーディング支援だけでなく、進捗管理、コードレビュー、業務要件の整理など、開発工程のかなり広い範囲にAIが入り込んでいます。数年前は一部の先進的なエンジニアだけが試していた段階でしたが、今では使っていない方が珍しいという状況に変わりました。

インフラ面でも変化を感じています。新規でシステムを構築する際、オンプレミスを選択肢として検討すること自体がほぼなくなりました。基本的にはクラウドで構築するのが前提になっており、パッケージ製品の導入などでクラウド対応が保証されていないケースについてのみ、個別に検討するという扱いになっています。数年前までは「クラウドか、オンプレか」を比較検討する場面がありましたが、今は「クラウドが前提で、例外的にオンプレを検討する」という逆転した状況です。

これは一時的なブームでは終わらないと感じる理由

AI・クラウドともに、これは一時的なブームでは終わらないと感じています。特にクラウド移行については、まだ道半ばだという実感が大きいです。

大手企業のクラウド移行はすでにかなり進んでいますが、中小企業ではまだこれから移行が進む段階だと感じています。クラウドは耐障害性やセキュリティの面でオンプレミスより優れている場面が多く、コスト面の懸念さえクリアになれば、あえてクラウドを使わない理由が見当たらなくなってきています。日本国内のクラウド市場予測でも、2026年以降まだ年率15〜20%程度の成長が見込まれており、市場全体で見てもこの流れはまだ続く段階にあると考えられます。

AIについても同様です。生成AI市場は各調査機関の予測でCAGR30%を超える成長率が示されており、企業のAI活用は「試験導入」から「業務の本番実装」へと移行する段階に入っていると言われています。開発現場での体感としても、AIを使わない働き方に戻ることは考えにくく、むしろ今後さらに活用範囲が広がっていくという印象を持っています。

技術トレンドと株価が必ずしも一致しない理由

ここまで技術トレンドの伸びについて書きましたが、技術が伸びているからといって、株価が同じペースで、同じタイミングで動くとは限りません。この点は投資をする上で意識しておく必要があると感じています。

株価は将来の期待を先取りして動く性質があります。技術的な進歩が着実に進んでいても、市場の期待がすでに株価に織り込まれている場合、決算発表で「期待通り」の結果が出ても株価が下がる、といった場面は珍しくありません。逆に、まだ実用化の初期段階でも期待感だけで株価が大きく上昇することもあります。技術の実態と株価の動きには、こうしたタイムラグやギャップが生じることがあるという点は、投資判断をする上で頭に入れておくべきポイントだと感じています。

※株価の動きは技術トレンド以外にも金利・為替・地政学リスクなど様々な要因の影響を受けます。将来の値動きを保証するものではありません。

エンジニアの自分がFANG+・USテック系に投資し続けている理由

こうした現場感覚を踏まえた上で、私はFANG+やUSテック・トップ20といったインデックスへの積立を続けています。理由は、仕事でも私生活でもFANG+を構成する企業のサービスを使わない日がないほど、これらの企業の技術がすでに生活・業務のインフラとして深く浸透していると感じているからです。

技術がここまで成熟し、生活の基盤になっている状態から、これらの企業を上回る存在が突然現れて置き換わるというシナリオは、現時点ではかなり考えにくいというのが正直な感覚です。むしろAIの活用によって、既存の技術基盤の強みがさらに加速していくのではないかと見ています。

ただし、これはあくまで現場で働くエンジニアとしての一つの見立てであり、確実な予測ではありません。技術に強みがある企業が必ず株価でも報われるとは限らないため、この感覚だけを根拠に投資判断をしているわけではありません。

特にAIとクラウドの組み合わせは相乗効果が大きいと感じています。生成AIの学習・推論には大量の計算資源が必要で、その受け皿になっているのがクラウドインフラです。クラウドを提供する企業がAI事業を強化すればするほど、既存のクラウド顧客基盤にAI機能を展開しやすくなり、逆にAIの需要が伸びるほどクラウドの需要も伸びるという循環が生まれています。開発現場でクラウド上のAIサービスを使う機会が増えていることからも、この相乗効果は実感として裏付けられています。

FANG+とS&P500の実績を比較した記事はこちらで公開しています。

技術トレンドを追いながら投資する上で気をつけていること

現場感覚を投資の参考にする一方で、意識的に気をつけていることもあります。

まず、1社に集中投資することは避け、インデックス中心の分散投資にしています。特定の企業への思い入れが強くなるほど、その企業の株だけに偏りたくなる誘惑がありますが、どれだけ強い企業でも将来何が起こるかは分かりません。FANG+のようなテーマ性の強いインデックスだけでなく、S&P500のような実績の長いインデックスファンドも組み込むようにして、リスクを分散させています。

技術の世界では、かつて圧倒的な地位を築いていた企業が、次の技術の波に乗り遅れて存在感を失っていった例が繰り返されてきました。今どれだけ技術が成熟していて生活に浸透していても、その状態が永遠に続く保証はありません。だからこそ、一つの企業や一つのテーマに集中させるのではなく、複数の企業・複数のテーマに分散させておくことが、変化の速い業界だからこそ大事だと考えています。

また、「現場で肌感覚として良いと感じること」と「株価が上がること」は、必ずしもイコールではないと自分に言い聞かせています。エンジニアとして技術トレンドを追いかけることは仕事の一部ですが、投資の判断材料としてはあくまで一つの参考情報に留め、それだけに頼らず分散投資を基本にする、というスタンスを大切にしています。

まとめ

開発現場で働くエンジニアとして、AI・クラウドの浸透は一時的なブームではなく、まだ途上にある大きな流れだと感じています。ただし、技術トレンドが伸びていることと株価が同じように動くことは別問題です。現場感覚はあくまで投資判断の参考材料の一つとして位置づけ、1社に集中せずインデックスで分散投資を続ける。これが、エンジニアという立場を活かしつつも、投資では慎重でありたいと考える自分なりのバランスの取り方です。

※本記事は個人の見解・体験談と、各種調査機関の公開データをもとに構成しています。将来の株価や市場動向を保証するものではなく、投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。

  • この記事を書いた人
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SEねぐ

SE歴8年のフリーランスエンジニア。

本業の単価アップ → 副業 → NISA投資で資産形成中。
旧NISAから約5年間投資を継続し、
累計投資357万円 → 評価額551万円を運用中。(2026/7 時点)

このブログでは、
 「エンジニアの収入を伸ばす方法」
「副業・ホームページ制作」
「NISA・資産形成」
などを実体験ベースで発信しています。

【保有資格】
・ORACLE MASTER Silver DBA 2019
・ORACLE MASTER Gold DBA 2019
・Python3エンジニア認定基礎試験
・AWS CLF
・AWS SAA
・AWS SOA

●note:
https://note.com/se_negu

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