「エンジニアスキルを副業に活かしたい——でも最初の案件はどうやって取るの?」エンジニアがホームページ制作副業を始める時、最初のハードルは案件獲得です。
SEねぐです。SE歴8年・フリーランス3年目。初案件は知り合いからの紹介でした。受注金額は2万円。金額より先に「WordPressってこんなに癖があるのか」という壁にぶつかりました。初案件で詰まったのは技術力ではなく、WordPressの基本操作と環境固有のエラーでした。同じ壁にぶつかる方に向けて、実録を公開します。

- 初案件を知り合い経由で獲得するまでの流れ
- 初案件の単価2万円の現実とその理由
- WordPressで発生した予想外のエラー3つと対処法
- エンジニアスキルがあっても詰まる「WordPress固有の壁」
- 2件目・3件目につなげるために初案件でやっておくべきこと
初案件は知り合い経由の紹介から
最初の案件は、知り合いからの紹介でした。「ホームページを作りたい人がいる」という話を聞いて、そのまま受注につながりました。副業を始めたばかりの段階では、実績もなくcoconalaやランサーズに出品しても案件が取れない可能性が高いです。最初の案件は「知り合い・紹介」から取るのが現実的です。
エンジニアは日常的にシステムや技術を扱っているため、「ホームページを作ってほしい」というニーズを持つ知人に声をかけてもらいやすいポジションにいます。自分から「副業でホームページ制作をやっている」と周囲に伝えることが、紹介案件を引き寄せる最初の一歩です。私自身も、声をかけてもらうまで積極的に営業していたわけではありませんでした。
エンジニアが知り合いへのホームページ制作で副業を始めた話|実績3件公開
初案件の単価2万円——相場より低い理由
初案件の単価は2万円でした。ホームページ制作の相場は制作内容によって5万〜数十万円と幅があります。2万円は相場より低い金額です。なぜこの金額になったかというと、初案件だったため実績がなく、「まず作ってみる」という位置づけで受注したからです。
初案件を相場より低い金額で受けることには賛否があります。低すぎると自分の作業時間に見合わないリスクがあります。一方で、実績ゼロの状態では単価交渉の材料がありません。私の場合は「ポートフォリオに載せられる実績を作ること」を優先し、金額より経験を取りました。
初案件の目的は「お金を稼ぐこと」より「実績を作ること」と割り切ることで、次の案件の単価交渉の土台になります。ただし低単価を続けることが目的ではないため、2件目からは適切な単価設定に切り替えることが重要です。
初案件でぶつかったWordPressの壁
エンジニアとしてプログラミングの経験はあっても、WordPressの管理・運用は別の知識が必要です。初案件ではWordPress固有の問題に複数ぶつかり、その都度調べながら解決しました。
① カスタムCSSが反映されない問題
デザインを調整するためにカスタムCSSを追加したにもかかわらず、ブラウザに反映されないという問題が発生しました。原因はキャッシュでした。ブラウザキャッシュ・プラグインのキャッシュ・サーバー側のキャッシュが重なって、変更が反映されていないように見えていました。WordPressのカスタマイズ作業では、変更が見えない時はまずキャッシュを疑う習慣が必要です。
② functions.phpの更新失敗
テーマのfunctions.phpにコードを追加したところ、サイト全体が真っ白になるエラーが発生しました。PHPのコードに記法ミスがあり、WordPressがエラーを出してサイトを表示できなくなった状態です。FTPでファイルを直接編集して修正しましたが、functions.phpの編集はサイト全体に影響するため、必ずバックアップを取ってから変更するというルールを学びました。
③ お問い合わせフォームのメールが迷惑メールに入る問題
Contact Form 7でお問い合わせフォームを設置したところ、送信されたメールがクライアントのメールボックスで迷惑メールに振り分けられるという問題が発生しました。WordPressからのメール送信はデフォルト設定だと認証が弱く、迷惑メール判定されやすい問題があります。WP Mail SMTPプラグインを導入してメール送信の認証設定を行うことで解決しました。
- functions.phpやテーマファイルを編集する前にバックアップを取る(UpdraftPlusなどのプラグイン推奨)
- CSS変更が反映されない時はキャッシュをクリアする(ブラウザ・プラグイン・サーバーの3つ)
- お問い合わせフォームはWP Mail SMTPの設定まで含めて納品範囲にする
- 本番環境を直接触る前にステージング環境でテストする習慣をつける
エンジニアスキルがあっても詰まる理由
SE・プログラマーとしての経験があっても、WordPress案件で詰まる理由は「WordPressの独自の仕組みに慣れていないから」です。プログラミングの知識とWordPressの運用知識は別物です。
たとえばfunctions.phpのエラーでサイトが真っ白になる問題は、PHPの文法を知っていても「WordPressでのエラー対処」を知らなければ解決に時間がかかります。同様に、メール送信の認証問題はサーバー・ドメイン・SMTPの知識が絡むため、コーディングの経験だけでは対処できません。
初案件でこれらの問題にぶつかったことで、「WordPress固有の知識を体系的に学ぶ必要がある」という課題が明確になりました。調べながら解決していく経験の積み重ねが、2件目・3件目の作業効率を大きく上げます。
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2件目・3件目につなげるために初案件でやっておくべきこと
初案件は「実績を作る場」として位置づけると、やっておくべきことが見えてきます。
完成したサイトのスクリーンショットをとっておく。2件目以降の案件獲得・coconalaへの出品時に実績として使える。クライアントの許可を得た上で掲載する。
詰まった箇所と解決方法をドキュメントにまとめておく。同じエラーが次の案件でも起きた時に再調査の手間が省ける。作業効率が上がるほど時間単価が上がる。
納品後に「何か困ったことはないか」と一言確認する。良い評価をもらえたらcoconalaやランサーズのレビュー依頼につなげる。紹介案件では口コミが次の案件獲得の武器になる。
- 初案件は知り合い・紹介から取るのが最も現実的。まず周囲に「副業でホームページ制作をやっている」と伝える
- 初案件の単価は低くなりがちだが「実績を作ること」を目的と割り切ると次につながる
- WordPressはキャッシュ問題・functions.phpエラー・メール送信設定など固有の壁がある
- エンジニアスキルがあっても詰まるのは「WordPress固有の知識」が別物だから
- 初案件でスクリーンショット・作業メモ・レビューの3つを残しておくと2件目以降に活きる
初案件は完璧に仕上げるより「完走すること」が重要です。詰まっても調べながら解決していく経験が、次の案件の土台になります。
※本記事は個人の体験談をもとにしています。案件内容・単価・使用技術は依頼内容によって異なります。
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