フリーランスエンジニアの1年目って、実際どうなの?——綺麗な成功談ではなく、失敗も含めた本音を聞きたい方に届けたくて書きました。
SEねぐです。SE歴8年・個人事業主3年。独立してよかったことも、やってしまったことも、包み隠さず書きます。「独立したいけど怖い」という方の背中を、リアルな体験談で少し押せたら嬉しいです。

- 最初の案件をどうやって取ったか(エージェント体験談)
- 1年目の収入の実態(会社員時代比)
- 1年目にやってしまった失敗3つと反省
- 2年目・3年目で改善できたこと
最初の案件はエージェント経由で1発で決まった
独立後、最初の案件をどうやって取るかが一番の不安でした。知り合いへの営業も考えましたが、まずはフリーランスエージェントを使うことにしました。
結果、最初の面談で案件が決まりました。苦労らしい苦労はほとんどありませんでした。振り返ると、会社員時代に転職活動を経験していたことが活きていたと思います。面談の場での自己紹介の仕方、スキルの伝え方、質問への答え方——転職活動で培った「面談慣れ」が、フリーランスの案件面談でもそのまま使えました。
独立前にスキルシートをエージェントに添削してもらっていたことも大きかったです。「何ができるか」を相手に伝えるための準備が、最初の案件獲得をスムーズにしてくれました。
1年目の収入の実態
1年目から収入は会社員時代の約1.5倍になりました。これは予想より上振れていました。「独立直後は収入が不安定」とよく聞いていたので、最初の数ヶ月は覚悟していたのですが、案件が早期に決まったこともあり、思ったよりスムーズに収入が入り始めました。
ただし、手取りベースで考えると話は変わります。国民健康保険・国民年金・所得税・住民税を自分で払う必要があるため、額面が増えても実感よりは少ない。この「税金の壁」が1年目最大の誤算でした。
1年目にやってしまった失敗3つ
成功話だけでは参考にならないので、正直に書きます。
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①税金の勉強を後回しにした
確定申告の時期になって初めて税金の仕組みを学ぼうとしました。結果、初めての確定申告で約20万円の予想外の支払いが発生。貯金があったので乗り越えられましたが、毎月の収支計算が大幅にズレていました。独立前に税金の概算を把握しておくことは必須です。 -
②やりたくない仕事を断れなかった
技術的な開発業務ではなく、会社固有の調整資料作成や文章添削のような仕事が続いた時期がありました。「収入が途切れるのが怖い」という心理から断れずに続けてしまいました。最終的には「やりたい仕事をやりたい」と正直に伝え、プロジェクトの変更をお願いしました。現場は変えなかったものの、参画プロジェクトを変更してもらえました。フリーランスは「やりたい仕事を選べる」が強みのはずなのに、それを使えていなかったのが反省です。 -
③収入が上がった分、生活水準を上げてしまった
外食・交際費など、会社員時代には抑えていた支出が一気に増えました。「稼いだから使っていい」という感覚は理解できますが、フリーランスは翌年の税金・保険料も自分で払う必要があります。収入が増えた分を全部使い切ると、後で痛い目に遭います。増えた収入の使い道を最初に設計しておくことが大切でした。
2年目・3年目で改善できたこと
1年目の失敗を経て、2年目以降は少しずつ改善できました。
税金については、毎月の収入から25〜30%を別口座に移す習慣を作りました。確定申告の時期に焦ることがなくなりました。収入の使い道も「税金積立→NISA積立→生活費」の優先順位を決めたことで、増えた収入が資産に変わるようになりました。
仕事の選び方については、「自分がやりたい方向性」を早めに伝えることを意識しました。フリーランスはやりたいことを言える立場です。それを使わない手はない、と気づいてからは、案件の選択にも自信を持てるようになりました。
精神的に不安定になった時期もありました。業務が落ち着いていて時間に余裕がある時期に、「成長していない」という焦りから将来への不安が膨らんだことがあります。そういう時は、資格勉強・副業でのホームページ制作・プログラミング学習など、自分から動くことで乗り越えてきました。「余裕がある時こそ次のための投資をする」——この習慣が、3年間を支えてくれています。
まとめ:1年目は失敗する。でも失敗から学べる環境がフリーランスの強み
1年目を振り返ると、失敗だらけです。でも、すべての失敗が翌年の改善につながりました。会社員だったら上司や組織が吸収してくれていたミスも、フリーランスでは自分に返ってきます。それが「痛い」と同時に、「成長が早い」理由でもあります。
不安なまま動き出しても大丈夫です。私もそうでした。まずエージェントに相談するだけでも、独立への解像度が変わります。